齋藤功美 solo Exibition  祖母(たち)の沈黙/セイレーンのリトルネロ

 

問屋まちスタジオで11月からレジデンスを行なっていた齋藤功美さんの個展が12月14日より開催されます。

会期:2018年12月14日(金)- 23日(日)16:00 – 20:00
※ 22日(土)は15:00 −18:00

主催:問屋まちスタジオ
協力:協同組合金沢問屋センター 認定NPO法人金沢アートグミ

 

祖母(たち)は何も語らずにこの世を去った。
わたしに残されたのは彼女たちの沈黙と土地の名前だけである。
単線的な歴史観への同一化は、わたしたちに約束された幸福をもたらすかもしれない。
だが、それは現在から過去に向かって、確からしさを逆投射することによって成立する。
“ありえたかもしれない過去”に目を凝らすこと。
それは照らし出されたものの周縁に広がる暗闇を見つめることであろう。
微かに聞こえるのはセイレーンの歌声は、幾度となく繰り返される。
それは、暗闇の中、孤独と不安のさなかにふり絞られるリトルネロではないか。その反復は常に差異をともなう。
同一化を妨げるそれは、安定した大地に住まう者にとっては、暗い海に引き摺り込むかのように響くのだろうか。
大地をほぐし、糸となったそれを夢のなかで編み直すこと。
編み直された大地は揺らぎ、幾重の襞となってセイレーンの歌声を響かせるだろう。
祖母(たち)の沈黙のうちにセイレーンのリトルネロを聞く。

ギャラリートーク:
「もののなかで夢をみること
ーResearch-based ArtとArt-based Research、および芸術的知性について」
12月22日(土)16:00ー18:00 予約不要・入場無料

主催:問屋まちスタジオ
協力:協同組合金沢問屋センター、
認定NPO法人金沢アートグミ