賢ソウナYES man  – Pawn Shop Gallery –

このたびad:libは問屋まちスタジオにおいて「賢ソウナYES−Man −PAWN SHOP GALLERY−」を行います。

(本音)
芸術はまず何よりも商品であるより作家が生きた生の経験のプロセスであるということ。
つまりそれは、飼いならされた商品ではなく、ある種の攻撃であり、特異な経験のネットワークである。
ここでは見るということは品定めをしているということに等しくなる。つまり観客は、自らを「買い手」として表象してしまう。そして自らがこのインスタレーション、このプロジェクトの一部になっていることに気づくだろう。
何よりもどのような視点によって、どのように捉えるかが重要になる。
ここで唯一このシステムから逃れることができるのは、それを観照できるものであり、作品を「見る」ことによってである。それが意識的にしろ、無意識的にしろ。
作家には私的な領域(主観性)に撤退し居直ることも、その反対の彼岸、客体の海(客観性)への回帰も許されない。ある種の中間領域に居続けることを強いる。

本展は私的な経験、つまりは隠された経験がもっとも効果的であるということに対する一つの実験的なプロジェクトです。
金沢界隈の作家から作品提供を募り、それらをPAWN SHOP(質屋)を参考に陳列します。純粋にコレクターに作品を提示するのではなく、あえて「この作品は売り物である」ということを強調して提示します。作品個々の意図を汲み取る様なキュレーションをせず全てのものを等価値に並べることで、個々の作品を個別のものとして独立させながらも全体で一つの多様体を構成します。そこではお金とモノの交換ではなく、一つの芸術としての生の交換が行われます。つまりここではバイヤー(観客)が抵当(作品)という一つの経験を買いにやってくる、芸術(生)の質屋としてのPAWN SHOP GALLERYが開かれます。

企画:ad:lib
ad:libとは、石川県金沢市を拠点に2014年より活動を開始したアーティストコミュニティーです。
美術における創造的行為の潜在的可能性の模索と、その考察及び実践を目的に設立しました。
私たちの主な活動は勉強会や展覧会の企画であれ、それらの活動を通して新たな共同関係の在り方を模索しています。


日時:2015年 11/1(日)、6(金)、7(土)、8(日)
   13:00 〜 18:00
会場:問屋まちスタジオ2F
   〒920-0061 1石川県金沢市問屋町1−90
主催:金沢美術工芸大学 真鍋研究室